再生カーボンブラック
タイヤ、ゴム・プラスチック製品、インク・顔料においてバージンカーボンブラックの一部代替として使用できます。カーボンフットプリントは1.414 kgCO2e/kgで、従来のカーボンブラックより48.95%低く、EU REACHおよびPAHs規制に適合しています。
- タイヤ
- コンベヤベルト
- 自動車用フロアマット
- EVAフォーム
- ウェットスーツ
- 再生インキ
環拓科技は自社特許の連続式熱分解技術により、廃タイヤを再生カーボンブラック(rCB)、熱分解油(TPO)、スチールワイヤーへと転換し、世界中のお客様に熱分解設備の販売と技術ライセンスを提供しています。
環拓科技は2005年に設立され、熱分解技術を核に事業を展開してきました。2013年、台湾・屏南工業区に世界初となる24時間商業運転の廃タイヤ熱分解工場を稼働。2018年には当社の再生カーボンブラックが世界トップ10のタイヤメーカーに正式採用され、タイの Eco Infinic へ熱分解設備を販売しました。2022年には合弁で揚泰綠能(Upcycle)を設立し、台湾2か所目の熱分解工場を開設。環拓は連続式と半連続式の2つの熱分解技術を併せ持つ、世界でも数少ない企業です。
「私たちはもはや単なる廃棄物処理業者ではありません。脱炭素の潮流の中で、お客様の突破口を拓く“カーボンアセット創出企業”です。」
世界的な転換の重要な局面にあって、ネットゼロは理想から厳格な市場ルールへと変わりつつあります。環拓科技は「資源循環と環境の共生」という使命を一貫して掲げ、廃棄物に第二の命を吹き込んできました。廃タイヤを低炭素の証明を備えた再生資源へと転換し、環境コストを企業の財務的価値へと変えていきます。
今後も台湾で自主開発した熱分解技術を世界へ展開し、高付加価値の特殊再生カーボンブラックの開発を進めることで、株主の皆様に長期的な価値をお届けするとともに、世界の廃タイヤ問題に持続的な解決策を提供してまいります。
タイヤ、ゴム・プラスチック製品、インク・顔料においてバージンカーボンブラックの一部代替として使用できます。カーボンフットプリントは1.414 kgCO2e/kgで、従来のカーボンブラックより48.95%低く、EU REACHおよびPAHs規制に適合しています。
廃タイヤの熱分解から回収した低炭素油で、燃料または化学原料として利用できます。カーボンフットプリントは1.072 kgCO2e/Lで、燃料油より65.53%低く、ISCC PLUS認証を取得しています。
お見積りのご依頼
破砕、熱分解、カーボンブラック精製、油処理からユーティリティ設備までを一貫して提供します。台湾で設計・製造し、24時間365日の連続運転で稼働率90%以上を実現。半連続式システムでは廃油パイプ、油泥、汚染土壌の処理にも対応します。タイへの輸出実績があり、日本の大手タイヤメーカーとも契約を締結しています。
設備販売の詳細EnrestecとUpcycleの熱分解技術、緻密なプロセスパラメータ管理、そして新たに導入したHosokawa Alpine製ジェットミルにより、造粒、機械粉砕、ジェットミル粉砕を用いて、用途ごとに求められる粒径と特性を備えたペレット状・粉末状の再生カーボンブラックを製造しています。最新グレードのJB-223は、厳選したトラック用タイヤを原料とし、ジェットミルでD99 < 10 µmまで粉砕した、より微細な粒子が求められる用途向けの製品です。
Enrestecの連続式およびUpcycleの半連続式熱分解(自社設計)
温度、滞留時間、供給量をグレードごとに設定
機械粉砕、Hosokawa Alpine製ジェットミル、または造粒
用途に応じた多様なグレード
Enrestecは20年以上にわたりタイヤ熱分解に取り組み、特許取得済みの連続式熱分解技術を24時間稼働させています。また子会社のUpcycleは、半連続式熱分解により多様な有機廃棄物を処理しています。rCBの品質は、熱分解の工程から決まります。
熱分解温度、滞留時間、供給量などの主要パラメータをグレードごとに設定し、試験データに基づいて微調整することで、ロットごとの表面特性と純度の一貫性を確保しています。
当社では機械式ミルとジェットミルの両方を運用しています。機械粉砕ではPB-610などの粉末グレードを製造し、新たに導入したドイツHosokawa Alpine製の流動層式対向ジェットミルでは、粒子同士を衝突させて粉砕するため金属の混入がなく、JB-223やJB-325などの超微粉グレードを製造しています。
ISO 9001およびISO 14001の認証を取得し、ISO 14067に基づく製品カーボンフットプリントを算定しています。当社のrCBはEU REACHおよびPAHs規制に適合しており、世界のタイヤメーカーおよび日本市場へ供給しています。
D99 < 10 µm
厳選したトラック用タイヤを原料とし、Hosokawa Alpine製ジェットミルでアグリゲート粒度分布D99 < 10 µm(99%が10ミクロン未満)まで粉砕しています。粒度分布がシャープなため優れた分散性を示し、メディアを使用しない粉砕により金属異物の混入を防ぎます。ISCC PLUS認証を取得し、製品カーボンフットプリントおよびLCA評価も実施済みです。
| グレード | 形態・製法 | 特長・用途 |
|---|---|---|
| JB-223 NEW | 粉末トラック用タイヤ原料・ジェットミル粉砕D99 < 10 µm | 厳選したトラック用タイヤを原料とする超微粉グレード。ゴム、マスターバッチ、インキ、塗料など粒子径が重要な用途に最適です |
| JB-325 NEW | 粉末ジェットミル粉砕 | PB-365と同一原料をより微細に粉砕し、お客様の個別ニーズに対応します |
| PB-610 | 粉末機械粉砕C2C | 印刷インキ、機能性塗料、繊維向けの高付加価値粉末 |
| PB-365 | ペレット造粒品1.414 kgCO2e/kg | タイヤ、工業用ゴム、プラスチック製品向けの主力造粒グレード |
梱包形態はグレードやご要望に応じてお選びいただけます。詳しくは営業担当までお問い合わせください。
粒径、比表面積、灰分などの詳細仕様は、各グレードの技術データシート(TDS)をご参照いただくか、営業担当までお問い合わせください。
再生カーボンブラックは4つの階層構造を持っています。粉砕が作用するのはアグロメレート(凝集体)の階層です。アグロメレートを細かく均一にほぐすほど、ゴムやプラスチック中でのカーボンブラックの分散性が向上します。
rCBの出荷形態。搬送・計量しやすく、混練時に分散します。
アグリゲートがゆるやかに結びついた状態。粉砕や混練でほぐれます。
一次粒子が融着して形成された安定した分岐構造で、カーボンブラックの補強効果を生み出す基本単位です。
短く互いにずれた炭素層からなり、表面に含酸素官能基を持ちます。
ジェットミルによりアグロメレートを10 µm未満までほぐします。JB-223はアグリゲート粒度分布D99 < 10 µmを達成し、配合中でより速く、より均一に分散します。
模式図です。サイズは公称値であり、実測値ではありません。
カーボンフットプリント(kgCO2e/kg)— 48.95%削減
当社の再生カーボンブラックは、廃タイヤや廃ゴムを原料としています。熱分解によってこれらの廃棄物を工業原料へと再生し、タイヤ焼却に伴うダイオキシンの発生や、不法投棄による環境・衛生問題を回避します。
再生カーボンブラックは、プラスチック製品、工業用ゴム、印刷インキに使用でき、すでにタイヤメーカーでも採用されています。マスターバッチやインキの原料として、またタイヤメーカー向けのカーボンブラック原料として供給することで、化石資源由来のカーボンブラックへの依存を減らし、CO2排出量と原料コストの削減に貢献します。
カーボンフットプリント(kgCO2e/L)— 65.53%削減
本来は廃棄物として処分される廃タイヤや廃ゴムを再生油へと転換することで、タイヤメーカーが廃タイヤに対する責任を果たすことを支援し、台湾国内の廃タイヤの適正処理を実現します。
粉砕したタイヤゴムは、通常そのまま燃料として燃焼されます。Enrestecの熱分解プロセスは、廃タイヤを燃料油へと転換することで地域の廃棄物問題を解決し、国内の廃棄物を利用可能なエネルギーに変えます。エネルギーのほぼすべてを輸入に頼る台湾にとって、大きな意義のある取り組みです。
出典:Enrestec 2025年サステナビリティレポート。Enrestecの数値はISO 14067:2018に基づく製品カーボンフットプリント検証によるものです。従来のカーボンブラックおよび燃料油のベンチマークは、IPCC排出係数データベースおよび台湾政府の公開データに基づいています。
使用済みとなったタイヤはEnrestecに戻り、熱分解によって5つの資源に分解され、タイヤおよび産業のサプライチェーンへと還元されます。この循環そのものが一本のタイヤ。私たちはその回転を止めません。
Enrestecが自社開発した熱分解技術による再生カーボンブラックは、プラスチック製品や工業用ゴムに使用され、すでにタイヤメーカーでも採用されています。お客様の原料コストと製品のカーボンフットプリントの削減に貢献します。
子会社のUpcycleは、半連続式熱分解を採用した認可済みの廃棄物再利用施設です。廃タイヤ(R-0302)、廃ゴム(R-0301)、廃プラスチック(R-0201)を受け入れ、事業者の皆様に有機廃棄物から価値を回収する、法令に適合したトレーサブルな処理ルートを提供しています。
循環型経済を中核に、環境・社会・ガバナンスのあらゆる工程にサステナビリティを組み込んでいます。
廃タイヤをバージン材料に代わる再生カーボンブラックへと転換し、熱分解ガスをプロセスの動力源として化石燃料の使用を削減しています。
職場の安全と従業員への配慮を最優先し、屏東で地域雇用を創出しています。また、原住民族委員会より原住民族雇用の優良事業者として表彰されました。
取締役会の下に監査委員会、報酬委員会、サステナビリティ・リスク管理委員会を設置し、GRIスタンダードに基づくサステナビリティレポートを毎年発行しています。
ESGの取り組みを見る出典:Enrestec 2025年サステナビリティレポート
ISCCは2026年9月、ISCC PLUSマスバランス・ガ…
続きを読む: 業界インサイト|ISCC PLUS マスバランス新ガイダンスが始動:廃タイヤ熱分解に求められる準備とは台湾の『能力雑誌』2026年3月号が袁連惟会長にインタビュー…
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